React Native でアイコンを使う — Vector Icons の選び方とビジュアル検索

約 2 分

react-native-vector-icons と @expo/vector-icons の基本的な使い方、そして公式ドキュメントだけでは見つけづらい「どんなアイコンが使えるか」を icons.expo.fyi などで直感的に探す方法を紹介します。

React Native でアイコンを使う定番ライブラリ react-native-vector-icons (Expo 環境なら @expo/vector-icons) は、FontAwesome / Material Icons / Ionicons など主要なアイコンセットをまとめて提供してくれます。インストール自体は簡単ですが、いざ使い始めると 「どんなアイコンがあるのか、何という名前で呼び出せるのか」が公式ドキュメントからは追いづらい という問題に直面します。

この記事では、Vector Icons の基本的な使い方と、アイコンをビジュアルに検索する方法をまとめます。

react-native-vector-icons とは

react-native-vector-icons は、複数のアイコンフォントを React Native コンポーネントとして使えるようにするライブラリです。一般的に含まれる主要セットは次のとおりです。

アイコンセット特徴
MaterialIconsGoogle の Material Design 標準アイコン。汎用性が高い
MaterialCommunityIconsコミュニティ拡張版。アイコン数が圧倒的に多い (7000+)
IoniconsiOS / Android で見た目が分かれる Ionic 製。OS ネイティブ風
FontAwesome / 5 / 6Web でも定番。バージョンごとに別パッケージ
Feather線が細くミニマルなアイコン
AntDesignAnt Design 由来。中華系 UI に馴染む
Entypo / Octicons補助的なアイコンセット

Expo を使っている場合は @expo/vector-icons という薄いラッパーが同梱されていて、こちらも上記とほぼ同じセットを扱えます。

インストールと基本的な使い方

Expo の場合

新規プロジェクトでは @expo/vector-icons が最初から入っているため、追加インストールは不要です。

import { MaterialIcons } from '@expo/vector-icons';

export function HomeButton() {
	return <MaterialIcons name="home" size={24} color="black" />;
}

セット名を import の名前で指定し、name プロパティでアイコン名を指定するのが基本形です。

bare React Native の場合

react-native-vector-icons を直接インストールします。

npm install react-native-vector-icons
# iOS の場合は追加で
cd ios && pod install

使い方はセットごとの個別エントリポイントから import します。

import Icon from 'react-native-vector-icons/MaterialIcons';

export function HomeButton() {
	return <Icon name="home" size={24} color="black" />;
}

Icon という名前は任意ですが、複数セットを混在させるときは MaterialIcon / IoniconsIcon のように区別できる名前にしておくと安全です。

アイコンをビジュアルに探す

ここがこの記事の本題です。name="home" のような文字列を渡す API になっている都合で、どんな名前のアイコンが存在するか覚えていないと使えません。公式 README にはセット一覧しか載っておらず、各セットの中身は外部の検索サイトで探すのが現実的です。

icons.expo.fyi — 横断検索の決定版

icons.expo.fyi は Expo 公式が提供しているアイコンブラウザで、@expo/vector-icons に含まれる全セットを 1 つの検索ボックスから横断検索 できます。

  • 検索バーに arrow などと入れると、各アイコンセットでヒットしたものが並ぶ
  • アイコンをクリックすると import 文と JSX スニペットがコピーできる
  • セット名でフィルタリングも可能

Expo 環境でない場合でも、react-native-vector-icons@expo/vector-icons のアイコン名はほぼ揃っているため、検索ツールとして使えます。

各アイコンセットの公式カタログ

特定のセットに絞って探したい場合は、各ベンダーの公式カタログを直接見るのも有効です。

セット公式カタログ
Material IconsGoogle Fonts Icons
Material Community IconsPictogrammers
FontAwesomeFontAwesome Icons
IoniconsIonicons
FeatherFeather Icons

Material Icons や FontAwesome は無償版と有償版で使えるアイコンが分かれるため、react-native-vector-icons に含まれるのは無償版相当のみという点には注意してください。

どのセットを選ぶか

アイコン名の名前空間はセットごとに独立しているので、プロジェクトで使うセットは 1〜2 個に絞る のが鉄則です。混在しすぎるとデザインのトーンが揃わず、バンドルサイズも膨らみます。

  • iOS 寄りのデザイン: Ionicons (iOS / Android で自動的に見た目が変わるバリエーションがある)
  • Material Design に寄せたい: MaterialIcons + 不足分を MaterialCommunityIcons で補完
  • 線が細いモダンな UI: Feather
  • Web と統一したい: 既に FontAwesome を使っているなら FontAwesome6

迷うなら MaterialCommunityIcons を選んでおくと、欲しいアイコンが見つからないという事態には陥りにくいです。

まとめ

やりたいこと取るべきアクション
とりあえず使い始めるExpo なら @expo/vector-icons、bare RN なら react-native-vector-icons
使えるアイコンを横断検索するicons.expo.fyiname を確定させる
デザインを統一する使用セットを 1〜2 個に絞る
細かい意匠を確認する各セットの公式カタログ (Material Icons / FontAwesome / Ionicons など)

公式ドキュメントは「使い方の API リファレンス」、icons.expo.fyi は「アイコン名のカタログ」と役割を分けて使うと、Vector Icons との付き合いがぐっと楽になります。

参照

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