Cloudflare Pages のプレビュー環境を活用する — PR ごとの自動デプロイ
Cloudflare Pages のプレビューデプロイ機能を使って、PR ごとに確認環境を自動生成する方法を紹介します。
Cloudflare Pages にはプレビューデプロイという機能があります。プルリクエストやブランチごとに固有の URL が自動生成され、マージ前にサイトの動作確認ができます。
前提
- Cloudflare Pages にデプロイ済みのプロジェクトがあること
- GitHub または GitLab とのリポジトリ連携が設定済みであること(プレビューは Git 連携プロジェクトでのみ有効)
プレビューデプロイの仕組み
Git 連携を設定している場合、以下のタイミングで自動デプロイされます:
| イベント | デプロイ先 |
|---|---|
| main ブランチへの push | プロダクション(project.pages.dev) |
| その他のブランチへの push | プレビュー(<commit-hash>.project.pages.dev) |
| PR の作成・更新 | プレビュー(PR にコメントで URL が通知される) |
PR へのコメント通知
PR を作成すると、Cloudflare Pages のボットが自動でコメントを投稿します。
Deploying with Cloudflare Pages
Latest commit: abc1234
Status: ✅ Deploy successful!
Preview URL: https://abc1234.blog-app.pages.dev レビュアーはこの URL にアクセスするだけで、変更後のサイトを確認できます。
ブランチごとの URL
プレビューデプロイの URL はいくつかのパターンがあります:
<commit-hash>.project.pages.dev— コミットハッシュベース<branch-name>.project.pages.dev— ブランチ名ベース
ブランチ名ベースの URL は、同じブランチの最新コミットを常に反映します。
プレビューブランチの制御
デフォルトではすべてのブランチがプレビュー対象ですが、設定で制御できます。
- ダッシュボードでプロジェクトを開く
- Settings → Builds & deployments
- Configure preview deployments で設定:
- All non-production branches — すべてのブランチ(デフォルト)
- Custom branches — 特定のブランチパターンのみ
- None — プレビュー無効
ビルド回数を節約したい場合は、特定のブランチパターン(例: feature/*)だけに限定できます。
プレビュー環境の環境変数
プレビュー環境用の環境変数を個別に設定できます。
- Settings → Environment variables
- Preview タブで変数を設定
# プレビュー環境専用の設定例
PUBLIC_SITE_URL=https://preview.blog-app.pages.dev
ENABLE_DRAFT_POSTS=true これを利用して、プレビュー環境では下書き記事を表示するといった使い方もできます。
活用シーン
記事のレビュー
ブログ記事を書いたら、PR を作成してプレビュー URL を共有。実際の見た目を確認してからマージできます。
デザイン変更の確認
レイアウトやスタイルの変更時に、本番環境に影響を与えずに確認。スマートフォンでの表示もプレビュー URL で確認できます。
複数の変更を並行して確認
ブランチごとに別の URL が生成されるので、複数の変更を同時に確認・比較できます。
ローカルプレビューとの使い分け
pnpm preview # ローカルで確認(自分だけ見える) ローカルプレビュー(pnpm preview)は即座に確認できますが、他の人には共有できません。Cloudflare Pages のプレビューデプロイは URL を共有するだけでチームメンバーに確認してもらえます。
まとめ
- PR ごとにプレビュー URL が自動生成される
- 環境変数をプレビュー専用に設定できる
- ビルド対象ブランチを制限してビルド回数を節約できる
- 記事レビューやデザイン確認に活用できる


